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気が付けばやけに明るい夕焼けの中へと細い素足が伸びる
 
持病というほどではないが、僕は腰痛持ちだ。
中学生のときに一度悪くしてからというもの、何かにつけて痛くなる。
医者によれば、背骨がずれてしまっているので、
腹筋や背筋を鍛え、
筋肉で背骨を支えるようにしなければならないらしい。
日々、頑張って脂肪ばかり増やしているので、改善する気配はない。

だから、痛くなったときはもちろん、
予防も含めて、月に1回は整骨院に通っている。
整骨院では、腰やその周りの固まった筋肉をほぐしてもらったり、
体の歪みを直してもらったりする。
とても気持ちいい。
数少ない趣味の一つかもしれない。

マッサージというのは不思議なもので、
強く揉めばよくほぐれるというものではない。
上手い人だと、弱い力でも、体の芯からほぐされていくことがある。
また、思いもよらないところをマッサージされて、
そこが痛みの根源だったこともある。
自分は、自分の体のよき理解者ではないのだと思い知らされる。

その整骨院のスタッフ達は、とても感じがよく、
行く度に、ここで働くのは楽しいだろうなと思う。
スポーツマンの持つさわやかさ故だろうか。
みんな、以前は選手として真剣にスポーツをしていたらしい。

詳しく聞いたことはないけれど、
今、整体士をしているということは、
あるとき、選手としての生き方に区切りをつけ、
整体士に転身したのだろう。

マッサージを受けていると、
整骨院のスタッフ達はみんな体のことがよく分かってるなと感じる。
知識として体を知っているというより、
経験として体が分かっている感じ。
自分の体を分かっているから、他人の体も分かるんだろう。

スポーツ選手として自分の体に向き合っていた人が、
その経験を生かし、整体士として他人の体に向き合うというのは、
転身のあり方として、とてもいいなと思う。
転身を機にそれ以前の自分と断絶するのも一つのあり方だけど、
それまでの自分を活かす転身のあり方に、希望のようなものを感じる。

野球選手のイチローは、
小学校の文集に、プロ野球選手になることが夢だと書いていたらしい。
その夢を実現させたイチローが素晴らしいことは当然として、
イチロー以外の人間にとっての、夢との向き合い方について考える。

圧倒的にイチロー以外の側にいる僕は、
基本的に「夢」という言葉に対して屈折した感情を抱いてしまうのだけど、
かといって、「どうせ夢を持ったって」というような
あきらめには賛同したくないという思いもある。
プロ野球選手になりたいという夢を持つ少年の殆どが
プロ野球選手になれない訳だけど、
それでも、
その「なれない」という現実によって、
その夢の価値が減じるわけではないと思ったりもする。

うまく表現できないのだが、
プロ野球選手になることをあきらめたとしても、
「プロ野球選手になりたいという夢」を捨てる必要はない、
その夢をバージョンアップさせればいいんだろう、
というようなことを思う。

びりびりにやぶいた夢の、
その破片のいくつかをつなぎ合せて、
別の夢にバージョンアップさせる、
そんなイメージ。

それは、夢を丸ごと捨てるのとは大きく違う。

例えば、スポーツ系の雑誌記者やカメラマン。
或いは、後輩を育てるトレーナー、
メーカーでの運動用品の開発、
スポーツイベントの企画、
草野球のコーチ、
等々。

プロ野球の選手になりたいという夢の持つ思いにつながる生き方は、
必ずしも、プロ野球の選手だけではない。

僕が通っている整骨院のスタッフ達が、
実際にどうだったかは知らないけれど、
スポーツ選手としての生き方に人生を賭けていた人が、
整体士に転身するという生き方に、
そういう夢のバージョンアップを感じて、いいなと思う。
イチロー以外の人間にとって、より参考になる生き方は、
イチローの生き方ではなく、
イチロー以外の人間の生き方なんじゃないか、と思う。

夢のやぶり方が上手くいくと
夢のバージョンアップも上手くいくように思える。
夢のやぶり方が下手だと、
夢のバージョンアップにも手間取りそうだ。
でも、可能だと信じたい。
方法はいくつもあるはずだ。

夢をその形のまま握り締めて離さないような生き方もあるけれど、
「夢をあきらめない」という言葉の中には、きっと、
何度もやぶいて、何度もつなぎあわせながら、
持っていた夢の破片ひとつだけでも形にしようとするような、
そういうあきらめなさもあるんじゃないかと思う。


と書いてみたものの、
もっとお気楽に考えてみたい気がしたりもする。

イチローと結婚したいという夢を持っていた女の子が、
カメラマンになればイチローに近づけるんじゃないかと思いつき、
写真学校に入ったところ、
写真を撮ること自体が楽しくなって、
いつのまにやら写真家になっていた、
というような、紆余曲折に惹かれるからだ。

ちなみに、これは梅佳代のこと。
「男子はばかで無敵でかっこいいです」という梅佳代。
可愛いなぁ。
実は結構、ファンなのである。


 Naef_Angular_Martian
     “火星人”
   Angular/Naef


おまけ短歌
たましいが滲んでいないふりなんて駄目さ 笑顔が笑っているぜ


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[2008/09/15 01:36] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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