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下駄箱に入っていないラブレター 愛にあぶれた未来もあるよ

中学生の頃、数学が得意だった。

自分で言っても説得力がないのは分かってはいるが、
すごく得意だった。

学年でもトップクラスだったと思う。
高校受験のときも数学が頼みの綱だったので、受験直前まで念入りに勉強した。
そして、受験直前に一番力を入れたのは、
九九だ。
毎晩、お風呂で唱えたのである。

九九というのは、あの、いんいちがいちの、あの九九のことだが、
きちんと覚えていなかったのだ。
因数分解だの空間図形だのは分かるが、九九は駄目だったのだ。

だから受験直前に湯船の中で頑張ったのだが、
実は、いまだにきちんと覚えていない。


以前、そのことを友人にカミングアウトしてみたのだが、
思っていた以上に笑われたので、それ以来、秘密にしている。
みんなちゃんと言えるのだろうか。

一応、言い訳しておくと、1の段から5の段までは自信がある。
あと、9の段もいける。
自信がないのは6~8の段だけで、その中でも、
6と7と8が絡むあたりが難しい。
42とか48とか46とかそんな数字が入り混じってきて、
よく分からなくなるのだ。

その場合、どうするかというと、
知っている九九と足し算でクリアすることになる。
6×7はろくろくさんじゅうろくたすろくで42だなって暗算する。
あと、7×7=49には自信があるので、その周囲も暗算で頑張る。
九九は苦手だが、暗算は得意なのだ。

ちなみに自信がある段も両方からは言えない。
4×2は、しにがはちだと分かるが、2×4は分からない。
だから、計算するときには、
2×4=4×2=しにがはちだから8と頭の中で変換しながら計算する。

無駄がある計算方法だが、実生活上、支障はない。


子どもの頃は、九九が覚えられないと大人になれないんじゃないか
と不安だったけど、大丈夫、
九九なんて覚えなくたってちゃんと生きていける。

覚えないより覚えたほうが10倍くらいは良いだろうけど、
覚えてなくても失格になったりはしない。

ただ、記憶力がないのは、やはり、大きなデメリットである。



中学生の頃だったろうか、ふと、昔のことを思い出そうとして、
ほとんど何にも思い出すことができずに愕然としたことがある。

幼稚園時代の記憶がないくらいなら普通だろうが、
小学校のころのことをほとんど思い出せなかったからだ。
小学生時代は六年間あったはずなのに、
その頃の思い出の量がトータル一日分くらいしかなかったのだ。

エピソードをいくつか覚えているだけで、
後はからっぽな感じ。


まるで、宇宙人に記憶を消された後、
嘘の記憶を植え付けられたみたいじゃないか、と本気で心配したものである。
その発想は漫画チックでとても幼稚だけれど、
そうではないと証明できないだけに、子どもながらに深刻だった。

その時、僕を救ったのは一つの記憶だった。
小学校の頃、友人の家に遊びに行った時の記憶。
それが誰の家だったか、何をして遊んだかはまったく覚えていなかったのだが、
その日の、あるワンシーンだけが記憶に残っていたのだ。

それは、お皿いっぱいの梨がオヤツに出てきた、という記憶。
大好物の梨が出てすごく嬉しかったのだ。
それを思い出したとき、間違いなく、この記憶は本物であると確信した。

なぜなら、どんな宇宙人でも、
こんなにしょぼい記憶を植え付けるなんて考えられないからだ。
僕にもちゃんと小学生時代はあったんだなと、
かなり深く安心した記憶がある。
 
 
  Naef_Mix_Stomachache
     “腹痛”
    Mix/Naef


おまけ短歌
とてもとても奇妙なかたちのスプーンで掬ったものがきれいだといいね
 
 
 
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寒いですね
 
 
 
 
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[2009/03/03 20:29] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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