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虫が翅をふるわせながら青空に細く響かす透明な性欲
暑い日に、暑い暑いと言うのは、
あまりにもそのまんま過ぎると思うのだが、それにしても今日は暑かった
今日から、9月じゃないのか?

つい数日前は晩秋のような寒い日が続いていたのに、
今日は真夏に逆戻りしたみたいな天気。

別に、暑いのは嫌いじゃないのだが、
暑い日に仕事をするのは嫌いなのである。
スーツ姿でかく汗は、やたらと不快だからだ。
あまりの暑さに、ガリガリ君を買っちゃったよ。
うまかったよ。

もちろん、買ったのはソーダ味だ。
昔からガリガリ君はソーダ味が好きで、
正確に言えば、
ソーダ味以外のガリガリ君なんてガリガリ君じゃないと
思っているのだけど、それはさておき、
ガリガリ君と言えば「当たり棒」である。
何本かに一本、
棒のところに「当たり」と書いてあって、
その当たりが出ると、
もう一本、ガリガリ君がもらえるのだ。
素敵なシステムである。

子どもの頃は、
この当たり棒が出るか出ないかでえらい興奮していた。
棒にかぶさっている部分のアイスはわざと最後まで残しておいて、
「きっとここに当たりって書いてあるんだぜ」
とか言いながら、
最後の最後に食べるのだ。

それで、本当に、当たりが出た日には、
もう、嬉しくて嬉しくて、文字通り小躍りしたりして、
宝物のように自慢したのだった。
当時、ガリガリ君は一本30円くらいだったと思うけど、
あの当たり棒には、それ以上の価値があった。
選ばれた人だけが持つことのできる、すごい棒って感じで、
「あぁ、これで、僕はいつでもガリガリ君が食べられるんだな」
と幸せを噛みしめるのだった。

ところで、一昨年くらいだったと思う。
ガリガリ君を食べたところ、この「当たり棒」が出た。
子どものとき以来の当たりだったので、
とても喜んだのだが、喜んだだけで終わってしまった。
交換できなかったのだ。

なぜ、交換できなかったのか。

見栄だろうと思う。

コンビニで、スーツ姿の男が、
「当たり棒が出たので、ガリガリ君を一本いただけますか」
とか言うのが耐えられなかったのだ。
あぁ、僕も大人になってしまったのか。



よく、少年の心を持ち続けている大人が素敵、
みたいな意見を聞くことがある。

そもそも、僕は「少年」だったことなんて一度もなく、
子どもの頃は「男子」だった気がするのだけど、
それはさておき、
子どもの頃とは、もう、随分と違ってしまっているなと思う。

最近はジュースを飲んでも
ストローでぶくぶくすることはないし、
そもそもジュースを飲むこと自体ないし、
好物だったはずのクリームソーダは、もう何年も飲んでいない。

雨上がりに傘でチャンバラをすることもないし、
傘で柵にガラガラすることもない。
したらもてるのであればしてみてもいいけど、
そういう発想自体が「少年の心」的ではないだろう。

子どもの頃のエネルギーの大部分は、
損得とか、理性とかではなく、
もっと馬鹿なものが支えていたと思う。
馬鹿なことに全エネルギーを注ぎ込むことが、単純に楽しかったのだ。
女子に馬鹿にされたって気にしない。
女子からかっこいいなんて言われる方がかっこ悪いって思ってたくらいだ。
「馬鹿じゃん」って笑われる方が勲章だった。

そういえば、こないだ、近所の駅で、
下りのエスカレーターを全力で上っている子どもを見かけた。
さも得意げな顔で、
うりゃーとか叫びながら、逆走していたのだが、
そういうのを見ると
「あぁ、なんて馬鹿なんだ」と嬉しくなってしまう。

そういう、無意味に馬鹿なエネルギーはとても好きなのだけれど、
かといって、僕自身が、
エスカレーターを逆走することは、もうないだろう。

僕は、
もう二度と、
エスカレーターを逆走しないのだ

と考えたら、
うかつにも寂しく感じてしまったが、
そんなのは気の迷いだ。
大人なんだから、エスカレーターは普通に乗ればいいのである。
ガリガリ君だって金を払って買えばいい。
それが大人というものだ。

「店にあるガリガリ君ソーダ味をすべて、いただけますか」

そんな台詞を言えるだけの財力は持っているのだ。
同時に2本食べるような贅沢だって可能である。
それを見て、欲しがる子供がいたら、分けてあげたっていい。
「その代わり、今日から、お前は、俺の子分だからな」
なんて台詞も言わずに、分けてあげたっていい。

やっぱ、少年の心なんかより、
大人としての自覚と誇りの方が大切、だよね。


  Naef_Angular_Shakehand
     “握手”
   Angular/Naef


おまけ短歌
いじめられてる君もいじめてる君もオケラもみんな死んだら死体 
 
 
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[2008/09/01 22:55] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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